シミ

シミは種類・タイプがあり原因も違えば治療法だって違います。
シミは主に紫外線などの光刺激・光老化によって炎症反応を引き起こし、メラノサイト(メラニン細胞)と呼ばれる表皮の角質細胞からメラニン色素が大量に作られ、それが蓄積・沈着してしまいシミが作られてしまいます。
通常の肌の状態であれば肌のターンオーバー(新陳代謝)によって数週間単位で剥がれ落ちるのですが、メラノサイトに異常を引き起こすことで常にメラニンが作られシミとして固定してしまうのです。

そんなシミですが、医学的にはいくつかの種類に分けられています。
一般的に多いシミは「老人性色素斑」。頬やこめかみ、口周りなど基本的にはどこにでもできるもので小さいものから大きいものまで大きさもさまざまです。その他にはそばかすや肝斑、ADM、脂漏性角化症などのさまざまなタイプのシミが存在しています。
安易にシミを取ると言っても病態、原因が違うためその方法も大きく違うのです。私たちはダーモスコピーなど診断器具を用いて適切なシミのタイプを診断し、その状態にあった適切な治療法を提案・実施致します。

シミの種類・タイプ

老人性色素斑

膨らみがなく、平らで境界がはっきりした黒っぽいシミ。中高年に増える色素斑で、左右対称ではなく、大きさも小さなものから大きなものまであります。他のシミとは鑑別は容易なのですが、このタイプのシミの下に肝斑が隠れていたり、複合的なしみが混在していることも少なくありません。
(主な治療法)レーザー治療、ケミカルピーリング、美白剤など

肝斑

目の周りや頬に左右対称的にできてしまうシミの多くは肝斑です。稀にですが、鼻の下やおでこ、顎・口周りなどにできてしまうことがあります。肝斑の原因はホルモンバランスの乱れや紫外線などさまざまで未だはっきりとは解明されていません。しかし、トラネキサム酸の内服・注射、レーザー治療など複合的なスキンケアで解消させることが可能です。
(主な治療法)内服、注射、レーザー治療、ケミカルピーリング、イオン導入 など

そばかす(雀卵斑)

目元周囲から頬にかけての広範囲、鼻周囲に細かく広く点在しているのがそばかすの特徴です。顔だけではなく、手や背中など身体にまでできてしまうことが多く、治療も厄介なシミの一つです。基本的な原因は遺伝的な要素が大きく、紫外線の刺激によってより濃さが増すのが特徴です。(母斑性のものも少なくありません。)
(主な治療法)レーザー治療、ケミカルピーリング など

対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

左右対称で頬やおでこなどにできてしまうタイプのシミです。紫外線による刺激や女性ホルモンなどなんらかの機序により悪化しやすいため、成人以降にできやすいのが特徴です。また、肝斑など他の種類のシミと混在、複合していることが多く、診断と治療は比較的難しいです。ただ、レーザーは非常に効果的なので結果は比較的早期に見出しやすいとお考えください。
(主な治療法)レーザー治療

脂漏性角化症

見た目はシミなのですが、少し膨らみがあるため病態としてはシミとは少し違います。角質の異常で良性の腫瘍の一つであるとお考え下さい。膨らみが少なければ一般的なレーザーで治療できますが、シミそのものに厚みがあれば炭酸ガスレーザーで効果的に除去することができます。
(主な治療法)レーザー治療

炎症性色素沈着

化粧品やニキビ、外傷によって肌の炎症が治ったあとに生じる褐色のシミで、年齢・性別、大きさは関係なく出現します。顔以外にも全身にできるものです。基本的にはハイドロキノンなどの美白剤、ケミカルピーリングなどのスキンケアで治療します。状態にもよりますが、基本的にはレーザーは無効です。
(主な治療法)美白剤、ケミカルピーリングなど